出典:公式サイト駒田蒸留所へようこそ より
私にとって、ここは家族。
こんにちは、スノウです。
今回は、P.A. WORKSの最新作アニメ映画「駒田蒸留所へようこそ」を見た感想をネタバレなしで書きたいと思います。
P.A. WORKSと言えば、代表作である
『花咲くいろは』『SHIROBAKO』『サクラクエスト』『白い砂のアクアトープ』
など、働く女性が主役の「お仕事シリーズ」が人気ですよね。
僕も『花咲くいろは』『SHIROBAKO』は特に大好きで、劇場版やグッズまで持っているほど、お仕事シリーズが大好きです。
そんなP.A. WORKSの最新作アニメ映画「駒田蒸留所へようこそ」ですが、初の映画オリジナルになります。
なので、映画一本で、どうお仕事シリーズを描くのか、気になっていたので公開日に見に行きました。
感想をひとことで言うと、、
ちゃんとお仕事シリーズの良さが出てる!!
でもこれまでと「お仕事」の意味が違う?
あらすじ
今回の舞台は、ジャパニーズウイスキーの蒸留所。
先代である父亡きあと、実家の「駒田蒸留所」を継いだ若き女性社長・駒田琉生が、蒸留所の立て直しを計画するが、、、。
蒸留所での仕事の大変さ、そしてバラバラになった家族と「家族の絆」とも呼べる幻のウイスキーの復活を目指す群像劇です。
今作の感想
90分でよくここまでまとめた!!
まずここです。
これまでのお仕事シリーズは、アニメで24話など長い時間をかけてお仕事をする人たちを丁寧に描いてきました。
それを90分で上手く表現できているのか、そこが一番期待でもあり不安でした。
が、いつものお仕事シリーズで安心しました。
お仕事のマニアックな内容、職場の人間関係、葛藤、そしてゴール。
なんなら、途中でだれることがないのでコンパクトで見やすくなっています。
そして映画クオリティなので、作画がめっちゃきれいです!!
ウイスキーを飲みたくなる
これはね~、見たらわかります!!
予告映像でも分かりますが、作画がめっちゃ綺麗。
しかもお酒の作画がありえないほど綺麗なので、映画を見てて、
「ウイスキー飲みてぇ~!!」
ってなると思います(笑)
お仕事シリーズお馴染みのマニアックな知識も解説されますし、製造者の裏側、苦労が見れるので、こんな手間暇かけてお酒は造られていたのかと感動してしまいます。
映画を見て、そのあとウイスキーを飲むと味わい方や製造者の背景を感じ何倍も美味しく味わえると思います。(ちなみに僕はこれで優勝しました)
主題歌がいい
これはエンドロールまで見て初めて分かります。
お仕事シリーズといえば、歌詞とアニメの内容が合致していて感動が倍になる!というのが定番になっています。
今回の主題歌は何だろう、とみてみると、
主人公の駒田琉生(c.v.早見沙織)が歌ってる
早見沙織さんは歌唱力の高さでも有名で、歌のクオリティは申し分ない。
それなのに、主人公の心情を主人公が歌うというシンプル、でも一番感動する主題歌になっています。
こんなん、エンドロールで聴いたら泣くでしょう...。
YouTubeで先行配信されていますが、
是非劇場で物語を見てから聞いてください!!
過去作と「仕事」のもつ意味がちがう?
ここは少し感じました。
今までは「お仕事の大変さ、やりがい」を描いていたように思います。
たしかに今作もそこは描かれているのですが、メインではありません。
あらすじからも分かるように、テーマは「家族の絆」。
今作における「お仕事」は、「家族」をつなげる「絆」として描かれています。
ウイスキーは「家族の絆」
それを造る仕事は、「家族をつなげる行為」
という、これまでのお仕事シリーズにない新しい価値観をぶっこんできているな~と感じました。
ここは賛否両論あるかもしれませんが、私は大好きでした!
「お酒は何十年もねかせて商品になる」という長いスパンの仕事になる特性をうまく利用して、家族の変化を描くという設定としてあっぱれです。
さいごに
全体的に見て、評価としては85点ぐらいでしょうか。
これまでのお仕事シリーズのような密度は、やはり90分では難しく感じましたが、相変わらずマニアックな仕事、作画の安心感、主題歌など総合的にみてとてもいい作品でした。
お仕事シリーズが好きな人。
お酒が好きな人は特に!見てほしい。
そんな映画でした。
週末にこの映画をみて、美味しくお酒を飲むのはいかがですか?
それでは、アリーヴェデルチ!(さよならだ)