こんにちは、スノウです。
デザイナーという職業柄、日頃から好奇心のアンテナをはるために、どんな小さなことでもいいので、日常生活の中で「お、これ面白いな」と思った写真をとるようにしているこのごろです。
そんな中、最近東京の神保町で本屋に立ち寄った時に「これ面白いな~」と思う企画に出会いました。
それがこちら、、、
「本を味わう」という企画です。
一見、ブックカバーをチョコレートにしているだけかと思いましたが、よく見ると一冊一冊に「栄養成分表示」がついているんです!
これは、本の内容を「さわやか」「くすぐったい」「忘れられない」などのキーワードでグラム表示する。だけど、本のナカミは見えない!という企画です。
これ、面白いですよね。
最近はみなさん、成分表示を見ては「たんぱく質○gか。ダイエットにいいな」とか、「カシミヤ○%マフラーで高級だな」とか、日常生活の中で成分表示を見る機会って意外とあるんですよね。
今の時代、YouTubeの派手なサムネイルや動く猫の広告など、直接見える分かりやすいもので誘惑するものが増えたような気がします。
それを逆手にとったこの企画。
そんな中、本の持つ価値を「形容詞」で抽象的に表現するこの企画は、深く考えさせられるものがあります。
近い将来、UNIQLOで販売されている洋服の説明が「あったか30g,渋さ20g,センス60g,」みたいに表示されてたり??
そんな未来だったら、効率化された世界ではなくもっと直感的な生活ができて、生活が豊かになるのではないか?
情報が溢れる今の時代。
もっと抽象的に、もっとぼかした曖昧なものが必要とされるのではないでしょう。
それでは、アリーヴェデルチ!(さよならだ)